子どもが算数に苦手意識を持つ前に、パズルで遊んで算数好きになったらいいですよね。
書店にはいろいろな本が並んでいますが、子どもが楽しんでくれるかどうかがポイント!
わが家で購入し、楽しく最後まで解けた本の紹介です。
転校生なら落ちこぼれていられない

生活の中で学べることも
転勤族のわが家。3年前後の周期で全国転勤があります。
子どもがいますが、小学校・中学校のうちは単身赴任を選ばずに帯同する予定。転校するとなると、付属や私立ではなく公立校が適しています。ですので、お受験などしないごく普通の家庭です。
参考 転勤族の学校選びは私立?公立?

もちろん、その時の環境や親の健康状態によって帯同予定も変わってくるかもしれません。ですが、転校することを前提とすると、平均以上の学力は必須です。
参考 転校生に学力が不可欠な理由

勉強は必要なのですが、子どもの放課後の時間は限られています。高学年ともなると、帰りも毎日4時を過ぎますよね。内閣府の平成27年版 子ども・若者白書(全体版)第1節生活行動によると、子どもの放課後の忙しさを垣間見ることができます。
学校の終業後の状況をみると,地域のスポーツクラブなどを含めたクラブ活動を行っている者は,小学校1~3年生で23.9%,小学校4~6年生で42.3%,中学生で70.7%,高校生等で61.7%となっている。
塾や習い事に行っている者は,小学校1~3年生で44.0%,小学校4~6年生で53.6%,中学生で56.8%,高校生等で24.4%となっている。
うちの子も4年生から学校でのクラブ活動が始まります。もともと通っていた民間のスポーツ系の習い事も続けるつもりです。土日には地域のイベントや体験学習にあてたいので、空けておきたいのです。
学習内容が難しくなる小学4年生から、学習塾に通い始める子が増えます。
この調査では半分以上が塾や習い事通いをしています。塾だけだとそれ以下でしょうが、学年が上がるごとに増えるのは塾だと思います。うちも6年生に進級したらどうするか改めて検討しますが、今のところは体を動かすことを優先させます。勉強も、テクニックに走るよりも今は思考力の土台をつくる方が先なのかなと。
私はアルバイトですが数年、家庭教師と塾講師の経験があります。
参考 塾に通いさえすれば学力は上がる?

それでなくても、今の子どもは意識しないと体を使う機会が少なすぎます。習い事や雨の日の学校への送り迎えで、車に乗せられ。遊びといえば、友人宅に集まりゲーム三昧。習い事で運動しても気休めですが、やらないよりはましです。
低学年のうちは体力づくり

体力がないと何かと大変
小学生のうちから机に座って勉強ばかりでは、将来受験するとなったときに基礎体力不足でくたびれてしまいそうです。
私は親の転勤で、高校2年になるタイミングで転校しました。教科書も、進行度合いも全くちがう学校です。塾も行かず(行けず)1年間独学で受験勉強し、現役で国立大に入りました。その経験から、頭と体の基礎体力が一番の基本だと学びました。
かといって、小学校の授業と宿題だけでは心もとないのも事実。そうしたジレンマを埋めるのが家庭学習です。
書店に行けば、考えつくされた参考書が選び放題です。本だけで分かりにくければ、通信教育も昔より選択肢が増えています。参考書では親が先生になって教える必要があります。通信教育ならば、親はサポートに徹するだけ。送迎の時間もカットできます。
わが家では通信教育はスタディサプリを使っています。遊びや習い事の合間のすき間時間で無理なく学べるので子どももお気に入りです。
参考 月1000円で使い放題!スタディサプリで自宅が塾に
参考書は手軽だけど子どもが嫌がる?

算数をどう教える?
参考書は安く手軽です。ただし、みっちりと計算問題、図形問題が無機質に並んだドリルを子どもが喜ぶはずはありません。だって、学校で使う計算ドリルですらカラフルでキャラクターをあしらっている時代です。無理もないですよね。
国語や理科、社会は、小学生のうちならば、お母さんがなんとか指導してあげられます。ただし、これが算数となると話は別です。根本的にセンスがないというか、苦手意識が先に立ってしまうのです。そんな状況で、子どもを算数好きにできるわけもなく…。
どうしたものかと悩んでいたところに、一冊の本を見付けました。
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『10才までに遊んできたえる算数脳パズル』は、いわゆる「お勉強」の本ではありません。
やったらかといって、即効果がでるといった性質のものではありません。あくまで、算数的な思考力を伸ばす手助けをしてくれます。でも、小手先だけの力をつけていても、だんだん歯が立たなくなった行くんですよね。中学で急に伸び悩む子、います。基礎的な力が足りないからです。

パズルで楽しく勉強
この本では数学的な思考力を「算数脳」と表現しています。
高学年から算数が難しくなるとよく取りざたされています。立体を頭の中に描いて操作したり、文字列から規則性を見付けたり…。単純に計算問題をこなすだけでは太刀打ちできない、算数のセンスが求められるようになるからです。

イラストがなごむ
ストーリーにそったマンガを楽しみながら、クイズ感覚で問題に挑戦していくスタイルの本書。難易度もだんだんと上がり、分かったときの爽快感はちょっとしたものです。
子どもに「これ分かる?」と見せられて、親の威厳を保つべくうんうん唸らせられる良問もありました。親子で算数の面白さをほんの端っこでも感じ取ることができたのが、一番の収穫です。
本で考え方が身に付いたらアプリでも

とにかくやっててみよう
一通り解き終わったら、応用編として同様のシリーズアプリがあります。本と同じ川島慶先生の監修で、思考センスを育むものです。
図形問題も、アニメーションで動きがあるので視覚的に理解しやすくなっています。問題は30種4,000問以上あり、ランキングや記録機能も搭載されています。
1日10分までの制限がかかっているので、やり過ぎる心配もありません。なんとこれが無料で利用できるのです。スマホでは画面が小さすぎますので、タブレット持ちなら使ってみる価値はあります。
ただし、個人的には先に本で基本的な考え方を理解することが大事だと思います。アプリだけでは、肝心の考える力が十分に身につけられないように感じました。
高学年になればなるほど、やらなければならないことが増えてきます。成績に直接つながらないような学習は後回しになっていくでしょう。だからこそ、低学年のうちから「算数脳」などの考える力を意識的に鍛えることが、後々効いてくると信じています。
算数で売れてる本のランキングも参考に
書店で並んでいる参考書をながめると、今話題のものがわかります。売れているのも、支持する人がいるから。ランキングを参考にするのもいいですよ。
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