自分の気持ちとは無関係に、誰一人知らない土地に連れてこられ…。仕事も友達も、慣れ親しんだお気に入りの場所やお店もはるか遠く。何かあっても親や兄弟に頼れる距離ではなくなってしまった…。
寂しくて辛い気持ちを分かってもらいたくても、夫は激務。…わかります! 何で転勤族の妻ばっかりが、苦労しなくちゃならないんだ!
納得がいかないことばかりですが、前に進まなきゃなりません。親も転勤族で、夫も転勤族。人生、転勤に振り回されっぱなしの私です。これまでの経験から、転勤族の妻が何とか楽しく暮らしていける方法をお伝えします。ちょっとでも元気を出してもらえたら、うれしいです。
転勤族の妻は孤独に陥りやすい!
夫には会社がある。子どもには学校がある。じゃあ、妻は…?
転勤族の妻は孤独に陥りやすい!
転勤族の夫と結婚した人ならば、誰もが同意してくれると思います。
私自身、親が転勤族です。生まれてこの方、数年で引越しという生活を繰り返してきました。だから、一つの土地に執着することもありません。転勤族の夫と結婚しても、ほかの人よりは上手くやっていけるだろう。気楽に構えていました。想像と現実はちがいますね。
親元から離れた土地で、まだおしゃべりもできない幼子を抱え慣れない育児に必死になる日々。実は、ちょっとした経過観察事項があって、定期的に大学病院へ通う必要がありました。赤ちゃんを抱えての通院、受診は一苦労。
産後は自分自身も体調を崩しがちで、細切れの睡眠。当時の唯一の願いは、朝までぐっすり眠ることでした。タイムマシンが発明されたならば、真っ先にあの頃の自分のところへ行きます。一週間くらい赤ん坊を預かって休みをあげたい…。
夫もその土地では特に忙しく、帰宅はいつも夜遅くになってから。孤軍奮闘せざるを得ない状況でした。
当時住んでいたのは岩手県の盛岡市。冬の寒さは厳しく真冬には路面が氷で覆われるほどです。当然、赤子を連れての外出は限られます。それまで時々子を遊ばせていた支援センターも、インフルエンザ流行期には閉鎖されてしまいます。支援センターで顔見知りになったママさんたちも、お互いの家を行き来するまでの仲ではありませんでした。
真冬の盛岡では行くところがありません。延々とイオンの中を散歩する赤ちゃん連れのママの姿をよく見かけました。行くところがないのです。これは、盛岡に限ったことではなくて、地方都市ならどこも似たようなものです。とりわけ、都会から地方に転勤してきた人は辛いようでした。
ひょっとして、転勤族ってしんどい?考えの浅い自分はようやく気付きました。転校生ではなく転勤族の辛さはまた別物だと。
転勤族は何かあったときに頼れる人がいない分キツイ
夫が激務ならば、キツさ倍増
専業主婦、転勤族の妻の子育てが辛く孤独になりやすい理由についても書いています。私自身がしんどかったので、かなりウェットな内容です。転勤族はストレスがたまるのも人一倍。
必読 転勤族の育児は想像以上に辛い!
参考 転勤族はストレスいっぱい!うつにならないために