運河の上を颯爽と滑空する「シューティングスター」。いわゆる「ジップライン」です。大人から子供まで人気を集めるだけあって、休日ともなると待ち時間も長くなります。できるだけ待たずに乗る方法を知りたいですよね。受付の場所や荷物をどうすればよいかなども、事前に調べたのですが分かりづらかったので他の人の参考になればと簡単にまとめます。
長崎県民3年目のワタベが、個人的に感じたシューティングスター攻略ポイントをお教えします。ただし、整理券やクイックパスの仕組みはちょこちょこ変わります。この記事は参考までに、最終的にはハウステンボス運営なりスタッフに最新の状況を確認してください。
人気アトラクション「シューティングスター」とは?
「シューティングスター」とは、簡単に言ってしまえば長めのジップラインです。ワイヤーに滑車をつけて、高低差を利用してザーーーッとすべり下りるアレです。ちょっと大きめの公園で見かけますよね。その豪華版だと思ってもらえると近いです。
ただ、人気の訳はスケールの大きさ。全長300メートルという長さに加え、運河の上をすべる爽快感、開けた視界に広がるオランダの街並み。単純ですが気持ちいいです。下手にチマチマVRやるよりも、こういう体を使って遊べるものの方がハウステンボス「ならでは」感があっていいですね。
スピードは疾風よりもだいぶん落ちます。最後のゴールの方ともなると、止まりそうなくらいのスピードなので子どもでもまあ大丈夫。ベルトなどの装具があるので、握力が必要な訳でもありません。それよりも落とし物に気をつけた方がいいですね。
シューティングスターの受付方法
入国してすぐ、まっすぐに進むと疾風の受付が見えます。さらに進むと右手に恐竜がいるのでそのまま少し進むと天空の城のエリアがあります。受付はシューティングスターも同じくここです。ちょっとわかりにくいので、天空の城を目指すのがいいでしょう。
パスポートを見せて、同意書にサインをするとロッカーに行くよう指示されます。手荷物を全部預けて、奥の安全器具装着エリアに移動します。ここは、天空の城を利用する時と同じ流れです。ヘルメットをかぶり、器具をつけて滑車を自分でもって、スタート場所となる高台まで徒歩で移動します。つまり、ゴール付近に手荷物は全部置いていくのです。
移動するのですが、滑車が地味に重いです。裏道を延々とお客さんだけで歩いて行くので、先頭の人が変なところへ向かえば全員迷いそうです。変なホテルを通り過ぎ、高いやぐらに階段で登っていきます。滑っている時間自体は体感で2分くらいでしょうか。準備や移動に時間がかかるので、待ち時間が長くなるのですね。
シューティングスターの整理券・クイックパス
夏休みや連休などの混雑時には、整理券が発行されます。並んだ人に整理券を配布するのですが自分の好きな時間の指定はできません。食事の予約や歌劇のチケットをとっている人は、そのあたりの兼ね合いを考えて整理券に並んだ方がまちがいないかも。
公式ホテル宿泊者やVIPプレミアムパスポート購入者の特典「クイックパス」。シューティングスターではクイックパスが使えます。もっている人ならば、ここぞとばかりに使いましょう。
できるだけ待ち時間を少なくシューティングスターに乗るコツ
疾風が新しくできたせいか、シューティングスターの混雑は少しは緩和されたようです。それでも、人気アトラクションの1つだけに利用者が多いです。時期や入国時間によっては、待ち時間が長すぎて乗れないこともあります。近くの人ならば空いている平日に来るのが簡単かつ確実な方法です。わが家はオープンしてすぐに受付したので、待ち時間0でした。
そして、雨模様の日がチャンス。朝から小雨の日などは、最初からみなさん諦めて並ぼうともしないのでそもそも列もできていないことも。回転が悪いので、待っているうちに晴れてくることもあります。晴れてしまえばぞくぞくと人が集まってくるので、天気の悪いうちに並んでおくのがコツかなと。
花火やイベントなどで人が別の場所に集中する時も、穴場となるそうです。なんでも、人の裏をかいて行動するのが待ち時間を短縮するポイントとなりますね。
シューティングスターに乗るときの服装・制限事項は?
最初のスタート場所は小高い丘に建ったやぐらの上。建物2,3階くらいの高さでしょうか。そこから上空を滑り出していくのですから、スカートではできません。サンダルやクロックスもダメです。確かズボンと靴の貸し出しはありました。物を落とさないようにと、ポケットの中の物も出すように言われました。
体重は90キログラム以上はダメで、直前に体重計に乗せられてチェックがあります。小学生未満もできません。ちなみに、体重計の画面はスタッフにしか見えないようになっていますのでご心配なく。
ヘルメットをかぶるのですが、髪を結ぶ位置を低くするように指示されました。カメラもロッカーにおいていきます。メガネは、上からビニールのゴーグルをかぶるのでかけたままでも大丈夫です。
シューティングスターはどのくらい怖い?
小学生低学年くらいの子も平気で乗っています。うちの子も怖がるどころかとても楽しんでいました。
ですが、スタート台の上に立った時が一番怖いです。高さが思いのほかあって、ワイヤーにぶら下がっているだけですから足も踏ん張れない。高いところが得意でない人は、滑り出しまでが怖いかもしれません。スタートしてしまえば、風になったような爽快感だけです。個人差はあると思うので、ご参考まで。
まったくの主観ですが、ディズニーシーのタワー・オブ・テラーに乗れるなら大丈夫です。5分の1も怖くありません。