算数が難しくなる高学年。
つまずくと、そのまま算数が苦手になりがち!
・家庭学習でがんばっている。
・算数が難しくなってきた。
・親が忙しい
・文系で教える自信がない。
➡そんな人のための記事です。
算数が難しくなる高学年…苦手意識も芽生えるころ
小学生低学年のうちは、算数の内容も簡単です。足し算、引き算、時計の見方など。週末時間のある時にでも、パパやママがそばについて教えてあげれば事足ります。
ですが、小学4年生ころから内容が抽象的になりグンと難しくなります。文章題もひねったものが出てくるようになり、苦手意識が芽生える時期です。
加えて、高学年にもなれば授業も増え帰宅時間も遅くなります。習い事をしていれば、すぐに出かけなくてはなりません。塾に通っていなければ、夜に宿題や自主学習を子ども自身でやるのが関の山。
親も仕事や家事で、平日に時間をつくって子どもの勉強を見てあげるのは現実的に困難です。宿題のマルつけ程度ならともかく、子どもが理解できていないところを基本に立ち返って教えるのは下準備が必要です。
かといって、授業進度も早くなる高学年では週末まで分からないところを先延ばしにしていては支障が出ます。
低学年までは、週末や夏休みなどの長期休暇に集中して子どもの勉強を教えていました。ですが、高学年に入ると親と子のペースが合わなくなってきたのです。
正直、内容の難しさもネックです。親が文系だと、どうも自信をもって教えられない文章題など出てきます。
家庭学習でも苦手な算数を得意にすることができる?
正直、親が文系だから、理系教科に苦手意識が…。
小学校低学年までなら計算ドリルや公文式も効果あり
低学年のうちは、簡単な計算問題が算数の学習の基本になります。足し算、引き算、割り算、九九…。この先控えている応用問題なども、大前提として計算力がなければ太刀打ちできません。
そして、低学年までの学習内容は覚えて、何度も繰り返すことで記憶に定着し力となります。だから、計算ドリルや公文式が有効なのでしょう。実際、それで算数の成績が上がったという声も聞きます。
高学年からは算数学習の「質」が変わってくる
ただ、それはある時期まで。単純な計算だけではなく、提示された問題から必要な条件を自分で読み取って考えなくてはならない課題が登場してくる高学年。
抽象的な問題や、長文を正確に読み解く読解力も求められます。特に、ここ数年教科書の内容も変わってきました。大学入試改革に対応してのことでしょう。新聞記事や調査結果をもとにした問題が掲載されてしたりします。
親世代の常識は通用しない!
つまり、親世代ならば決まったことだけを覚えていればよかった。
対して、これからの子どもは自分で考え、判断して、主体的に課題に取り組むことが求められています。公式を暗記してひたすら解くだけじゃダメなんです。自分で考える力がないと!
計算ドリルや親がちょっとみるだけでは不安
小学4年生くらいから、算数は急に難しくなります。ドリルや参考書だけでの家庭学習は厳しいです。難易度は親が思っている以上です。
「そうはいっても、小学生の算数でしょ?」とお思いでしょう。ですが、子どもが分からない問題を教えようとするとこれがどうして。
計算方法1つとっても、割り算の商の立て方や余りを下ろしてくる方法などは、自分が学んだころのやり方とはちがっていたりします。
1年生でいきなり出てきた「サクランボ算」に戸惑いませんでしたか?
結果、参考書や、親の力だけでは補えない部分がどうしても出てきます。
家庭学習の強い味方「タブレット学習」
各社数千円。下手な塾よりいい場合もある。
参考書や親の指導で足りない部分を補ってくれるのが、最近人気の「タブレット学習」。
タブレット学習は、塾に通う時間やお金の余裕がない家庭に向いています。暗くなってから子どもを一人で塾通いさせるのが心配、という親にも向いています。
実際、わが家でも小学4年生からスタディサプリを導入し子どもに取り組ませています。スタディサプリは高校受験で評判が高く、満を持して小学生版も登場しました。
そのほかにも、学研ゼミ、スマイルゼミ、進研ゼミ、Z会など大手各社がタブレット学習の分野に参入しています。それぞれ、タブレットならではの特色を活かし子どもが効果的に学べるような工夫が凝らされています。
コスパ最高のスタディサプリ…デメリットとなる落とし穴もあった
実際に、2年近くスタディサプリを利用して家庭学習をしてみて、やってよかったと感じています。テキストは別売りですが月額1,980円(税抜)から専門講師の授業が見放題。革命的です。
家庭で学習しにくい「社会科」などは、各県の特色から豆知識まで網羅されています。おもしろくて、親の自分も一緒になって見ていました。直接勉強にはなりませんが、日本史の高校の授業や中学の英語の授業をチラ見して「分かるところあった!」と子も楽しんでいました。
テキストには問題も掲載されていて、授業動画を見た後に実際に解きます。
<タブレット学習>
授業→問題の一連の流れで進められる。
スタディサプリはあくまで「動画を見るだけ」
個人的に大満足のスタディサプリでした。しかし、何事もメリットだけではありません。親が付きっきりで見てあげなくてもいいからと、つい子ども任せにし数カ月。気がついたら全くタブレットにさわっていませんでした。
指摘すると、週に1,2回15分1コマの授業動画は見ています。(スタディサプリは授業参加具合がメールで連絡されます)ですが、人間は楽な方へ流れるものです。
勉強している様子をうかがったところ、ただ動画を流して落書きしているところを目撃してしまいました…。動画を流していれば、見ていなくても学習時間にカウントされてしまうのです。
子どもに理由を聞くと、「スタディサプリだと、分からないところでもそのまま進んじゃう」とのこと。
スタディサプリを過信しすぎ、親が手抜きをし過ぎたせいです。便利でメリットの多いタブレット学習ですが、万能ではありませんでした。
スタディサプリでの家庭学習は、ある程度親のフォローが必要です。ただ、文系で算数に苦手意識のある親だとそろそろ教えるのが厳しくなってきます(私の場合)。
家庭学習で算数を得意にしたいなら「算数特化」のタブレットを
「わからない」を放置しない。
算数は基礎があってこそ!
学習で大事なことは、分からないことを積み残さないことだと思います。
分からないことをそのままにしておくのは、建物の基礎をおろそかにすること。どんなに立派な上物を建てても、ぐらついては意味がありません。
タブレット学習をするにしても、数日に一度くらいは親が学習状況を確認しつまずいた部分を補強することは欠かせません。今回のことで痛感しました。
夏休や冬休みに、それまでの学習の振り返りをしていました。小学5年生ともなれば、長期休暇まで待っていてはどんどん遅れていきます。どうしたものかと悩んでいたところ、算数特化のタブレット教材「RISU(りす)算数」と出会いました。
算数特化のタブレット「RISU(りす)算数」の特徴
< RISU算数の印象 >
楽しい算数ゲーム
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お兄さん・お姉さんの励まし
タブレット学習の教材は数多ありますが、「RISU(りす)算数」は算数だけに特化しています。
特徴的なことは、実力にあわせた問題が自動で出題されること。まちがえた部分は、数時間後に丁寧な解説動画が送られフォローがあることも。
この動画に登場するのが、現役東大生や早稲田の学生さん。親に頭ごなしに言われるよりも、年の近いお兄さんお姉さんにアドバイスしてもらえるとあって子どもが喜びます。
親として気に入っているのが、年齢や学年で仕切られていない「無学年制」ということ。
スタディサプリのように、背伸びして先取り学習もできます。そして、つまずいている部分が今の学年よりも下だとしてもさかのぼることもできるのです。
塾だと容易ではないですよね。
AIで采配される問題も、過去にまちがえた問題が時間を空けて出題されるそうです。これ、とても大事。一度理解したはずのことでも、半月もたてばきれいさっぱり、気持ちのいいくらい忘れています。
夏休につきっきりで教えたはずのことも、「やったっけ?」くらいのもの。子育ては忍耐力が育まれます。
RISU(りす)算数なら、適度な間隔で苦手問題が出題され記憶への定着が図れます。
追記:2020年5月現在、算数は「苦手」から「まあできる」と本人が言うように。通知表の評価も一番よい評価となりました。