で、どうやって「さみしさ」から抜け出すか?
友だちがいないさみしさ
前の土地の友達が、自分のいないところで盛り上がってたりすると…。
転勤族の妻のさみしさには、友だちのこと以外にもさまざまなコトが含まれています。
新しい土地でのアウェイ感。
近所に知り合いがいない。
自分の築いてきたものがなくなってしまった。
引越し直後のドタバタが収まり、日常生活が動き始めると言いようのないさみしさを感じる瞬間があります。
自分は何も変わっていないのに、ガラリと変化した世界。初めての場所、初めての人。いつの間にか肩に力が入り、不安や緊張でいっぱいになっているんです。
友だちがいないさみしさを埋めたいならば、自分と気が合いそうな人を探せばいいのです。自分と趣味や関心が似通っている人が集まる場所に出向くこと。趣味や志を同じくする者同士ならば、そのうち誰かしらは気の合う人が見つかります。
スポーツクラブでも同じレッスンに参加する人はだいたい決まってきます。スタジオでの待ち時間に話をして仲良くなるということもあります。お花や俳句などの習い事だと、定期的にお茶会などが開かれていることもあります。無理せず、興味があるところに顔を出していけばよいのではないでしょうか。
ちなみに、スポーツジムへ通うのは悪くはないですが、最近はちょっと会員層が変わってきているので頭に入れておいた方がいいかもしれません。
参考 スポーツクラブに平日昼間通うなら知っておきたい事
社会活動や地域のイベントに積極的にかかわっていくのも、ベタですが1つの方法です。活動を通じて地元の知り合いが増え、友人の輪は少しずつ広がっていきます。地域の公民館などは地元の人ばかりで気が引けることもありますが、転入者向けの講座を開催していることも。まずはどんなことが行われているかだけでも調べて損はありません。
参考 転勤族向けの講座やイベントに参加してみた
数打てば、何か自分にしっくりくるものが見つかる。
理由のないさみしさ
転勤直後にしんどいのは普通。ストレスをためずにガス抜きを!
友だちでも埋められない、転勤族の喪失感からくる孤独もあります。転勤に慣れっこの人でも、引越し後1年くらいは土地になじめずふさぎこむことはあります。
新しい職場で奮闘する夫。慣れない学校にも文句を言わず登校する子ども。頑張っている姿を目にすると、自分も頑張らなきゃと自分の気持ちに蓋をしてしまうのです。家族に気を使いすぎることでストレスは大きくなります。
自分の言いたいことをこらえて、周囲を気にしてばかりいると精神的に弱ってしまいます。溜まったストレスは爆発する前にガス抜きを。自分らしくあることも大事にしてください。
私が転勤族の心得としているのが「先の心配をするより今を楽しむ」ということ。確かに転勤族は人生設計がままなりません。それでも、夫についていこうと思うなら前を向くしかない。
そして、同じような思いをしている仲間が全国にいます。今がしんどくても、転勤族を卒業した頃には懐かしい思い出。定年後に今まで住んだ土地を旅行するのが今から楽しみです。
気の持ちようで世界の見え方は変わります。なるようになる。楽しんだもの勝ちです。
ストレスは上手にガス抜きを!
今住んでいる土地を楽しもう。