転勤族の奥さまたちの間で、引っ越しシーズンに必ず出る話題が夫が手伝わないということ。もう、いろいろな人に話を聞きましたがほとんどが奥さんまかせ。
引継ぎや送別会続きで、帰ってくるのも夜遅く。ひどいところになると、自分がやらないのに奥さんの荷造りに文句をつける夫までいるとか。
転勤族の妻のなら、多かれ少なかれ同じ悩みを持っています。現役転勤族の私の経験と、転勤族の妻から聞いた対策をまとめました。
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引越しで夫が頼りにならない!使えない!
夫が引越しで手伝わない! …転勤族あるあるです。
転勤族の奥さま同士のグチで、かなりの確率で出てくる話題が「引越し作業で夫が頼りにならない」というもの。
転勤が決まったとなると、通常の仕事のほかに業務上の引継ぎで大忙しなのは分かります。あいさつ回りも時間が取られますね。加えて、関係各所で引越し日直前まで続く送別会という飲み会の嵐…。
当然帰宅するのは深夜近く。もちろんお酒も入っています。このありさまでは平日荷造りをするのはまず無理です。
内示が1カ月前に出たとして、引越し当日まで残された土日は8日間。電気ガス水道といったライフライン、転入転出関係の公的な手続き関係、子どもの転校の手続き、習い事や会員の解約、お別れの品の用意、掃除…。やることはリストアップしていかないと分からなくなるくらい、あふれています。
それと並行して、引越しにかかわる作業も進めていかなければなりません。具体的には、引越し業者の選定、見積もり、エアコンやピアノなどの扱い、梱包などについての打ち合わせです。相手があることなので、こちらの都合のいい日時にアポイントがとれるとは限りません。
以上のことを優先していると、肝心の梱包に手が回らなくなります。必然的に夜中に作業することが多くなるでしょう。まだ小さなお子さんを抱えていれば、やはり子どもが寝静まってからしか動けないのが現実です。
参考 引越しを少しでもラクにするために「やることリスト」
夫婦共働きなら引越しも役割分担を!
奥さんだってやることあるんだよ…? 自分の荷物くらい詰めようよ。
おわかりでしょうか。夫婦共働きだったとしたら、妻と夫が手分けしてそれぞれ役割を果たさないと到底引越せません。妻が専業主婦だったとしても、幼子を抱えて一人で膨大な仕事をこなすのは、そりゃあもう、めまいがするくらいしんどいです。
できることならば、内示が出た時点でやらなければならないことを一覧にして夫と共有しましょう。
それで、毎週末に進捗率を出す。梱包も同じ。どこまでをそれぞれ担当するか事前に話し合い、毎週末にどのくらい進んでいるかお互いに話し合う。
残り半月となっても、一向に夫が作業をしようとしないのならば、ほかの手段を考えて。
業者に一任することも考えましょう。やらない人は何やかんや理由を付けて、妻や親がやってくれるだろうと思っています。いざとなったら自分でするだろうと期待していると、妻が泣くハメになりかねないので自衛を!
住み慣れた土地を離れ、自分の意志とは関係なく仕事や趣味のつながりを絶たれる辛さと不安だけでも、妻とっては大きなストレスです。期日が決まったなかで、慣れない作業に追われ精神的にも肉体的にも追い詰められるのは厳しすぎます。
それで、休日に夫が何もしないとなればいらだちも募ります。ただでさえ時間が惜しい最中に夫婦ゲンカが勃発することにもなるでしょう。
参考 夫婦げんかが多いのは転勤に原因があった?!
夫の名誉のために書いておきますが、我が家は役所関係の事務手続きや住まい決め、移動のチケット手配、ネット環境などについてはほぼすべて夫が段取りしてくれます。夫の部屋のものも自分で梱包しています。
子どもも多少自分のことをできるようになっています。正直、かなり楽をさせてもらっているのですが、それでも毎回引越し前はピリピリしています。ホント、引越しって大仕事なんですよ。
引越しで夫に頼れないときの手段
夫がやらなくても引越し日はやってくる。結局は妻だけでやるしかない?
引越しは、トラックに詰め込んでおしまいではありません。
新天地での開梱作業や各種手続きなどの一連の作業が終わるまで続きます。妻が孤軍奮闘して徹夜で段ボールの山と格闘したとしても、まだまだ先があります。無理をして途中で寝込んでしまっては大変です。そうならないためにも、自分一人でがんばり過ぎないことです。
できる限り、次のような第三者に助けを乞いましょう。
両親
親元が近く、さらに元気な場合に限りますが一番現実的です。
重労働は頼めませんが、子守をしてくれるだけでもだいぶん作業がはかどります。
ただし、義理の親の場合は余計な気を使ってかえって疲れることもあるのでそこはよく考えて。
兄弟姉妹
これも近くに住んでいる場合ですが、頼めそうなら相談してみましょう。
友人・ご近所
「遠くの身内より近くの他人」ということで、気の置けない友人やご近所がいるならば事情を話してみましょう。
社宅などでお手伝いが慣例となっているのであれば、遠慮なく甘えます。お互いさまの精神で、次の時に恩を返せば構いません。
代行サービス
俗にいう「便利屋」や家事代行サービスを活用します。粗大ごみの処理や、本や不用品の買い取りなどは専門業者に来てもらえれば時間の短縮にもなります。
手間のかかるハウスクリーニングも、業者に頼めば数時間で完了します。
数年に1度なのだから、無理をしないで上手く周りに頼りましょう。人に作業をお願いする際のコツとしては、引越しスケジュールと荷物のリストを作っておくこと。そこから自分でやること、他人にお願いできることを分けていきます。作業を振り分けることができれば、本人は監督的な立ち位置で混乱がありません。
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引越し業者のオプションも検討を
締めるところは締める。使うところは使う!外注するのも手だよ。
費用は掛かりますが、引越し業者が展開しているオプションサービスも便利です。梱包資材の用意から梱包、運送、開梱、掃除までをまるごとおまかせできるパック商品も各社で出ています。家丸ごとではなく、キッチンだけなど細かく指定できます。
それなりに料金はしますが、夫が動かないのならばしかたありません。見積もりを見せて、「あなたがやらないとこれだけかかるけど、どうする?」と迫るのも手ですね。
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わが家もここ数年は、キッチンと浴室はハウスクリーニングをお願いしています。業者さんがやってくれると、素人では落としにくい汚れもスッキリ落ちます。お子さんが小さくて、ふだん手が回らないなら、やる価値はあります。なにより、引越し後に疲れで寝込まなくなりました!
引越しで外部サービスを利用してお金を使った分、新しい家で節約を! ガス開栓の時に、業者さんに言われるままにガス警報器を取り付けていませんか。それって、確実に損しています。
参考 ガス警報器は義務じゃなかった!付けるとしてもリースは割高すぎ!
妊娠中の引越しは要注意!
二人目だからと油断しないで!
普段の引越しも疲労困憊ものですが、妊娠中ともなれば少しの作業でも身体に負担がかかります。妊娠前の状態と同じように動いては、お腹の赤ちゃんにさわります。くれぐれも無理をしないように!
妊娠は病気ではないとはいえ、大事をとるに越したことはありません。とりわけ2人目以降ともなると、必要に駆られてついつい動いてしまいがちです。実際、必要に迫られて身重の妻がやらなければならないこともあるでしょう。そして、何も身体の不調が起こらないことの方が大半でしょう。そうした人が自分の経験から「大丈夫だよ」と悪気なく妊娠中の引越しも普通にこなせると勧めることもよく見聞きします。
ですが、妊娠に絶対はありません。何かあってからでは後悔しきれません。最優先すべきは母体の安全です。妊娠中の引越しが決まったならば、担当の産婦人科の医師に相談し判断を仰ぎましょう。
妊娠初期の15週までくらいと、妊娠後期の28週目以降は特に要注意です。
できる限り奥さんは監督役で
お手伝いを頼んだり、夫に活躍してもらうのが一番です。自分でやる場合は、荷物の移動など重いものは夫やほかの人に任せて、少しずつ身体に負担がかからない軽作業を担当しましょう。引越し当日まで時間がないのならば、そこはお金で外部サービスを頼むなど割り切って。
私は過去2回の引越しで外部サービスを頼んでクリーニングしてもらっています。複数の箇所をお願いするとさすがに高くなりますが、キッチンや浴室だけなら1万台です。汚れやすいのに素人ではきれいになりにくい場所なので、元は取れていると思います。
つわりがひどい人であれば、積み込み後の移動スケジュールにも余裕をもたせてください。移動はバスや自動車よりも、振動が少なくゆったりと座れる乗り物を選びます。飛行機の場合は、出産予定日が近いと登場できない規定があるので事前に確認を!長時間の移動で気分が悪くなることもあるので、長距離になるのであれば経由地で宿泊するなど臨機応変にしましょう。
なお、引っ越し後は早めに検診を受けましょう。新天地での病院は、今までかかっていた産科から紹介してもらうのが確実です。なかなか適当なところがなければ、紹介状だけでももらっておくと安心です。
できるだけ、転勤奥さまの負担が軽い引越しができますように!
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