✅休校が再開したらどうなる?
✅休校中の家庭学習の問題点
✅家庭学習をうまく進めるコツ
こうした事を体験からまとめています。
小学校が再開しました。授業の様子などから休校中にやっておきたいことについて書いておきます。
結論、学校任せにしておくと大変…
小学校の休校 わが家の場合
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための小学校の臨時休校。私たちの住む県では、2日、3日と猶予期間をおいて3月4日から4月6日まで一斉休校となりました。
4月7日は始業式で、何とか小学校は再開しました。しかし、ニュースでは「緊急事態宣言が7都道府県対象となった」との報道。2週間ちょっと、通常の学校生活をおくってはいたのですが、18日に本県にも緊急事態宣言が出されました。それを受けて、22日から再度の休校となったのです。
何の準備間ないまま、夏休みよりも長い長い休みに突入してしまいました。
- 3月4日小学校休校①
緊急事態宣言から月曜、火曜日と猶予があり。
学校の課題は最低限のプリント、ドリルなど。 - 4月7日小学校再開・始業式
通常通り、始業式あり。2週間ほどクラスで通常授業。
- 4月18日当県・緊急事態宣言
知事記者会見後に、学校よりメールで休校通知。
- 4月22日小学校休校②
教科書配布済み、授業も少し始まっていたので、何とか自習。
学校再開してみて分かった問題点
休校中の遅れを取り戻そうと、ハイペースで進む授業!
そして、感染者が増えないことから5月7日から、通常授業が再開されています。
9月新学期説や、オンライン授業などの話は取りざたされていますが、子どもの通う小学校では全くそういった気配もなく。
✅給食のない初日の登校日。
算数と外国語の授業が行われました。
✅翌日からの授業。
いつもとは比べものにならないハイスピードで進められているそうです。日々の宿題として課される漢字ドリルなどは、いつもなら1,2ページのところ一気に7ページを宿題にされています。
算数も、開始2日目で新しい学年の内容をいきなりテストです。
授業内容もおして知るべし。ポイントだけを最低限さらう、というような雰囲気だそうです。スピード重視。
ただ今のところ、文科省で案が出ていたような、「家庭でやったことも授業の代わりにできる」という進め方ではないようです。
もし家庭学習で補えるとすると、学校で渡されたワークブック答え丸写しで終わらせてもやったことになるってことですよね。親が見ていないと、けっこう手抜きしがちです。たしかに、習っていない内容を、教科書だけみてできるなら世話はないです。
“家庭学習の評価に当たっては、「ワークブックや書き込み式のプリントの活用」「レポートの作成」「ノートへの学びの振り返りの記録」「登校日における学習状況確認のための小テストの実施」などを例に挙げている。”
(日本教育新聞より引用)
言葉は悪いですが、今の授業は「やっつけ」「アリバイ的な」印象を受けます。本来進んでいるべき地点までの、限定的な措置かもしれませんが。今後に影響してこないか、いささか不安です。
まだ休校が続くなら家庭学習をしっかりと
わが家では、基本的に学校をあてにしていません。
かつてない事態に混乱しているでしょうし。前の学年の未就学部分と今の学年で進めなければならないあたりまでは、なんとか自習しています。
何もしないでいると、ついていけなくて落ちこぼれる子が出てくるのではないかと心配です。そしてついていけない子をフォローするほどの余裕が学校にも先生にもない。普段以上に、学力格差がつくだろうなと危ぶんでいます。
休校が長引くと、家庭学習もダレてくる
1カ月だっていうから頑張ったのに…
かといって、ここまで休校が長引くと家庭学習もダレてきます。
3月のうちは学校から出されたプリントや、漢字練習、算数ドリルなどでお茶を濁せました。本を読んだりパズルを親子で楽しんだり、お昼を子どもとつくったりという広い意味での勉強でもよかったのです。
これが、4月、5月になると話は変わってきます。やるべき単元が積み残されたまま時間だけが過ぎていきます。遊んでばかりもいられません。
✅最初の1カ月
➡遊び的な学習でもいい
✅長引くと
➡教科書的な学習が必要
手元の課題もとっくにやり終えているのではないでしょうか。
学校によっては、毎週先生が課題プリントを作成してポストに投函してくれるところもあるとか。ですが、これは例外。うちのところでは、家庭訪問も電話の1本も、個別メールすらありません。
大半の小学校では、子どもが自宅でやる内容については家庭(保護者)に丸投げです。学習の参考にしてくださいと、Eテレの教育向けサイトや教科書会社のサイトのurl案内があったくらいのもの。
学校のある日より、家庭学習では勉強の絶対量が少ない
学校でみんなでやるから、5時間も6時間も授業できるんであって…
子どもの家庭学習の悩みはいろいろありますが、多くは「集中できない」「自分からやらない」「時間が短い」ということ。高学年ですらそうなんですから、勉強のやり方自体わかっていない低学年ならなおさらのこと。
外で遊べない、お友達と会えないストレスも相まって、子どものイライラもたまってきます。親もコロナ対応で気持ちに余裕がないなかで、ついつい怒りがちになってしまうのも無理はありません。
宿題は足りない、塾もやっていない
3月は学年の総復習をしていたとしても、新学年に移行する4月、5月も休みが続くと焦ります。地域によっては、4月は新しい教科書すら配布されていませんでした。
教科書もないなかで、どうやって家庭学習を進めていけばよいのか…。全国の保護者は頭を抱えていたのではないでしょうか。
それならば塾に頼ろうか…という流れになりますが、基本的に塾も自粛対象です。もともとオンライン授業やオンライン指導を行っていた塾ならば、スムースに移行できるでしょうが、少数派でしょう。
コロナ対応で急遽始めた塾ならば、指導内容のクオリティはどうなのか。録画したものを流すだけというところもあります。これは、やってみるとわかるのですが、録画授業はサボろうと思えばいくらでもサボれます。自宅だとテレビをながめる感覚でダラダラしがちなので、工夫が必要です。
親が教えるには限界も…オンライン教材や授業をフル活用で
いろいろ出てるから、合うもの探そ
親がそばにはりついて毎日勉強を教えるのは無理があります。共働きならもちろん、下の子が小さいうちも大変です。
何年後になるかわからない学校のオンライン授業を待つよりも、すでに多くの子どもが活用しているオンライン教材を上手く利用するのが現実的です。わが家で使っていて、子どもが進んで取り組んでいるものは次のようなものです。
スタディサプリ
テレビCMでもさんざん流れているので説明不要と思います。格安で全教科の授業が受け放題。前の学年の分からない部分もさかのぼって学習できるので、今だからこそ弱点がつぶせます。
テキストがなくても学習できますが、休校期間中はテキストプレゼントキャンペーンも行っています。
個人的には、学習しにくい社会がとてもとても分かりやすく大人が見ても面白いです。算数は応用編があり、中学受験対策にも使えます。
親あてに勉強時間やテストの結果が届くので、付きっきりでなくても学習の様子がつかめるのが助かります。
RISU算数
全体的な教科の学習はスタディサプリで何とかなります。あと強化したいのが算数。極論ですが、小学校のうちは算数さえできていれば何とかなります。逆を言えば、小学生のうちから算数でつまずいてしまうと、この先不安です。
教育雑誌や、教育熱心な親御さんのブログなどでときおり取り上げられている教材です。算数だけの教材だし、1年契約だし、正直とっつきにくいです。ですが、それ以上に効果があるから支持されています。
不得意分野を見つけ、苦手を徹底的につぶす。受けっぱなしではなくて、学生チューターが励ましやフィードバックをくれる。だから、続きます。
塾なんかでも同じです。ベテラン先生でなくても若い先生で成績が上がることがありますよね。歳が近くて仲良くなると、認められるように頑張ろうって子どもが思うんです。
Zoom学習
面白そうなので、某所から案内があったときから参加しています。これは、何かを教わっているわけではありません。全国から小学生が集まる自習室という位置付けでしょうか。日本だけではなく、アメリカからの参加も数人いたりして今どきです。
Zoom学習には、ホームルーム的な役割を期待して参加しています。ただ、先生は一流どころの方なので、この時期の過ごし方や、勉強法などのお話をしてもらえありがたいです。
子どもとしては、何かしらの刺激になっているようです。学校が再開されたので今後どうするか検討中ですが、日中お子さんだけでいる家庭ならリズムづくりと勉強のモチベーションを保つのに役立ちます。
休校中も家庭学習しておかないと再開後ついていけないかも
小学校が再開し、猛スピードで授業が進んでいます。家庭で学習を進めておくことをおすすめします。
いつまで休校が続くか分かりませんが、今できることを各自やっておくことがちょっと先の未来の助けになるはずです。