ドリルや塾ばかりでは「算数嫌い」が悪化する?
算数は数学の基本となるもの。小学校のうちから苦手意識をもってしまったら、中学生以降何かと手こずるかもしれません。受験や進路を考える際も、数学ができないばかりに選択肢が狭まってしまったら悲しいですよね。
かといって、幼いうちから「勉強しなさい!」と頭ごなしに言っても逆効果。ここは太陽と北風作戦で行きましょう。
遊びながら、ゲームを楽しみながら、いつの間にか数字や図形に親しんで好きになる。苦手意識がないから、自分から興味をもって学校の授業にも取り組めるようもなるという好循環。
学年が上がるにつれ、いかにも「勉強」じみてきます。早いうちから身の回りにおいて慣れ親しんで、算数好きになるように算数おもちゃを取り入れてみませんか?
わかった!が気持ちいい、算数おもちゃ
数字と計算に強くなる算数おもちゃ
アルゴ ベーシック
アルゴ ベーシック
頭がよくなると、世界中で人気のゲーム。
算数オリンピック委員会 若杉栄二氏を中心に、東京大学数学科の学生有志、大道芸人としても著名な数学者ピーター・フランクル氏らが共同で発明・開発したカードゲーム。
ルールはカンタン。少しずつ分かってくるヒントを元に、相手のカードの数字を推理。
遊びながら集中力・記憶力・分析力が身につき、論理的思考力が向上します。
どんぐりやま
どんぐりやま
参加メンバーで協力して、カードを山のように並べていくゲーム。下から上に並べますが、下カード2枚を足すか引くかでできた数字しか上に置けません。残りのカードを見ながら、計画的に進めていくので戦略が必要です。
絵柄もかわいく、ルールも分かりやすいので年齢が低くても遊べます。
ジャマイカ
ジャマイカ
黒サイコロの合計を、白サイコロの目で算出する遊びです。
ジャマイカのサイコロを回転させ、黒サイコロ2個の合計になるように、残りの白サイコロ5個を加減乗除して答えを出していきます。説明だけだとややこしそうですが、子どもたちが夢中になります。
学校や塾で教材に推薦され、小学校の授業にも取り入れられるなど、楽しみながら計算の勉強ができます。子どもが真剣に参加していたので、自宅用に買おうか検討中です。
平面図形に強くなる
パーラービーズ
パーラービーズ
定番のおもちゃの「パーラービーズ」も、構図をくみたてるのに頭を使います。下絵なしで、自分の好きなキャラクターなどをつくることで、絵や図をイメージする力が育まれます。
カタミノ
カタミノ
様々なカタチをしたペンタミノを組み合わせ、指定されたマス目を埋めていくパズルゲーム。
マス目の範囲を決めるスライダーをずらすことによって、ゲームの難易度を変えられるので、長く遊べます。その組み合わせは、なんと3万6057通りとか!
立体図形に強くなる
レゴ
言わずと知れた「レゴ」。世界中の子どもに愛されています。きまりが一切ないので、どんなものでもパーツの組み合わせてつくることが出来ます。立体図形に親しめるのはもちろん、想像力が豊かになります。
▼こちらも参考にどうぞ。
賢人パズル
賢人パズル
立方体がくっついてできたブロックを、指定された色のブロックだけで組み合わせて直方体をつくります。小さな子どもから大人まで、理屈抜きで手を動かして熱中できます。
見えない部分をイメージすることがポイントになってくるので、空間認識能力が育ちます。
親子で楽しく遊べば算数が身近に
親が算数・数学が苦手だったりすると、ついつい身構えてしまいます。言葉で言わなくても、子どもも何かを感じ取って、いつの間にか苦手意識を覚えがち。
それなら、親子のコミュニケーションとして遊びの中で算数のエッセンスをとり入れるのはどうでしょう。食わず嫌いになる前に、数字や図形の面白さに目覚めるかもしれません。