専業主婦は絶滅危惧種
今の時代は専業主婦なんて少数派の絶滅危惧種です。
一定の年齢以上の方であれば、お嫁さん候補として入社しいい人と巡り合えればそのまま結婚して寿退社…なんてコースもあったでしょう。
ですが平成も終わろうとしている今、女性だからといって家族のお世話をしているだけで生活できる人はごくわずかです。
少子高齢化の波も押し寄せています。
自分の娘でも、「将来の夢はお嫁さん」なんて言っていたらいさめます。
お嫁さんのその先はどうするの?
おとぎ話のお姫様は王子様と結婚してめでたしめでたしで終わります。
ですが、その先も人生は何十年も続きます。
旦那さんがリストラにあったら、身体を壊したらどうしますか。
考えたくはありませんが、離婚という事態だって可能性はゼロとは言えません。
収入は低くても、何かしら自分の自由になるお金は持っていないといざという時身動きが取れなくなります。
転勤に妻がついていける仕事はどんなもの?
正社員で仕事をしていても、夫が転勤となれば妻は仕事を続けられなくなります。
夫婦の勤め先が同じ企業ならば融通してもらえることもあります。
全国展開している企業ならば、別の支店で採用してもらえる可能性も出てきます。
看護師や薬剤師、保育士といった資格職も求人は常に買い手市場です。
転勤族が結婚するのに向いている職種かもしれませんね。
日経新聞2018年1月15日付の紙面で、自由な働き方を支援する企業が紹介されていました。
管理部門を支援する企業の「キャスター」では、出社しなくても仕事ができるような仕組みをつくっています。夫の転勤などで辞めた人を積極的に採用し、インターネットやチャットを駆使して各自が在宅で働いています。
そのほかにも、ソフトウェア開発の「シックス・アパート」では遠方に住む社員をリモート正社員として採用しています。
…これ、めっちゃいいですよね。
そもそも、転勤についていくか行かないか悩む必要がありません。
これから就職を考えている人は、パートナーの転勤や家族の介護なども考えに入れるとなると、こうした企業も選択肢に入ってきそうです。
夫の転勤で仕事を退職したらどうやってお金を稼ぐ?
これまで働いていた会社が家庭の事情を汲み上げてくれるようなところなら幸いです。
慣れるまで最初のうちは負担も大きいでしょうが、知らない土地で仕事探しをするより断然有利です。
問題は転勤で辞めざるを得ない女性です。
仕事を探そうにも、今までやってきた職種の募集があるとは限りません。
特殊な専門職などは、地方ではホントに求人がありません。
私もごくニッチな仕事ばかりしていたので、そちら関係ではまず仕事はみつかりません。
あっても、帰宅は午後9時10時のところです。
小さなお子さんがいれば、預け先の問題があります。
預け先を確保して面接を受けて、晴れて合格しても働ける期間は次の転勤までの数年間。
そう考えてしまうとやる気も失せるというものです。
定住するまでのつなぎと考えて、パートや副業・内職でお茶を濁すという手もあります。
正社員に付けるのがベストですが、何もしないよりはマシです!
在宅でできる定番のお仕事・内職の実態
子育て中は預け先の問題もさることながら、なかなかまとまった時間が取れないという悩みがつきものです。
小さな子どもほど目を離せません。熱を出したり病気をもらってきたりと予定外のハプニングに振り回されてしまいます。
9時5時の決まった時間を取れない人にとっては、在宅でできる仕事は魅力的に映るのは当然です。
昭和の時代であれば内職が在宅ワークの定番です。封筒張りや花つくり…ドラマにでてくるような作業ですが、今も細々と続けられています。
実際に、私が独身時代グッズの制作をしていたときも、業者さんが内職さんにお願いしていましたシール張りや商品を透明の袋に入れる作業などです。簡単な作業ではありますが、場所も取ります。
単価も思わず聞き返してしまうくらい安かったことを覚えています。
細かなパーツが多いですし、一部屋つぶれてしまうものです。出来上がった品を自分で届けず、引き取りに来てもらうとなるとその分報酬は下がります。正直、よっぽどの事情がなければおすすめしません。
スマホやネットでできるお仕事はどうだ?
今であれば、時代の利を活かしスマホやネットでできる副業の方が、育児の合間に稼ぎやすくなっています。
仕事の内容は多種多様ですが、内職のように場所を取ることもなく時間も選びません。子どもにいたずらされることもないのがハードルの低さとなっています。
ただし、うまい話ばかりではありません。簡単な仕事ほど安い。当たり前の話ですが、パソコンやソフトの技術も求められずスマホ1台で稼ごうとすればせいぜいお小遣い程度が関の山。
パソコンを使ってのデータ入力やテープ起こしなども古典的な在宅の副業です。私は先輩の取材用のテープ起こしをした経験があるくらいですが、もうやりたくありません。自分がその場に立ち会っていないテープの内容は、聞き取れたもんじゃありません。ちなみに、私はメモメインで録音は保険に取材する派です。
近年増えているのがブログやネット上の文章を書いてお金をもらう副業です。普通に日本語の文章を書ける程度でできるものが多いですが、単価は内職並みです。誰でもできる仕事はやはり報酬も低いといえるでしょう。
誰でも簡単に高額報酬!なんて文句に騙されないで
インターネットで副業を探していると高頻度で「誰でもできる仕事」で「高額報酬」などといったきらびやかな文言を目にします。
真に受ける人はいないと思いますが、在宅でできる仕事は一般的に外で働くより収入は期待できないものです。ごくまれに実践できる人もいるかもしれませんが、それを自分に当てはめてもいいものか。
在宅ワークに登録する前には、企業情報や登録する際の条件等をしっかり確認しましょう。有料の講習を受けないと仕事をまわさないなどというところには要注意です。教材だけ売りつけて消えてしまう詐欺は古くからあります。
私自身は実際にあちこちから細々お金をいただいていますが、登録料などは一銭も支払ったことはありません。発生するのは切手代くらいのものです。
次回は私のインターネットで書き物をする仕事の例で、パートと比べての収入についてまとめます。