福江島の見どころをのんびりレンタカーで巡った記録です。自分と家族の覚え書き。GO TOキャンペーンが始まる前に行きました。
長崎県民限定の宿泊割引キャンペーンでお得に観光!
観光業を盛り返そうと、各県でお得なキャンペーンを打ち出しています。観光立県の長崎県では、GO TOキャンペーンに先駆けて宿泊割引キャンペーンを行っていました。
コロナ流行のなか、県をまたいでの旅行は気が引けていました。なので、渡りに船とばかりに利用させてもらいました。ちなみに、1泊につき5000円割り引くというもの。旅費が浮いたぶん、お土産や食事に予算を回せますね。
今なら、長崎県の方でなくても、GO TOキャンペーンが使えますね。
五島で一番大きな島、福江島をぐるっと一周ドライブ
五島列島と言っても、北東側から中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島の5つの大きな島と周辺の小さな島々からなっています。
大きなくくりとしては、五島最大の福江島を中心とする南西の島々が「下五島(しもごとう)」、中通島を中心とする北東部が「上五島(かみごとう)」。
長崎港や福岡空港からアクセスしやすいのは下五島です。世界遺産や巡礼が目的なら上五島でしょう。福江港などからさらに船で渡るので、1,2泊の旅で両方行こうとするにはちょっと慌ただしいかも。料金もけっこうします。
下五島のメイン、福江島はシンボルの「鬼岳」を中心とした小さな島です。観光しながらでも半日で一周できます。思う存分、海でのんびり寄り道しても大丈夫!
福江島を自由に観光するならレンタカーがベスト
レンタカーがベスト、というかほかに選択肢はないに等しいです。
公共交通機関はバスのみです。田舎の宿命、便数はごくわずか。悪いことは言いませんので、レンタカーにしておいた方が身のためです。島は電気自動車推しのようです。充電スポットが点在していました。
わが家ではゲストハウスさんのところで、車もいっしょに借りました。フェリーターミナルの向かいに車をもってきてくれたので、楽ちんです。
島内にもレンタカー屋さんが数件あったはずなので、調べてみてください。
では、福江島1日目! わが家は、長崎港からフェリーで渡りました。
まずは島の道の駅「遣唐使ふるさと館」へ
日本史が好きなので、名前に惹かれて「遣唐使ふるさと館」に寄ってみました。
遣唐使や万葉に関連した資料の展示はありましたが、目玉の万葉シアターが故障中。稼ぎ時なのに、やる気ない…。出鼻をくじかれましたが、コロナ禍なので仕方ないのかな。
ランチビュッフェやソフトクリームコーナーがあります。お昼ご飯にあわせてくるのがいいかも。
日本一美しい砂浜の「高浜ビーチ」
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福江島に来たなら、高浜ビーチに行くべき。いるだけで幸せになれます。昔、「天国に一番近い島」って作品あったけど、ここもだよね。
日本の渚百選と、快水浴場百選に選定されているビーチ。下手な海外リゾート行くより、透明度があって貸し切り感もあって満足できます。いわゆる、観光っぽくない。地元の人が家族連れでふらっときている雰囲気が実にいい。最高。
よく紹介されている写真は、ちょっと離れた高台の魚藍観音(ぎょらんかんのん)展望台から撮影されています。全体像や眺望自体は魚藍観音(ぎょらんかんのん)展望台からの方が映えます。車を停めて、数分登ります。虫に注意。
お隣は穴場の「頓泊(とんとまり)海水浴場」
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高浜ビーチとつながっている「頓泊(とんとまり)海水浴場」。地元の人はこちらを好むとか。確かに岩場の陰になっていて穴場。風景は高浜ビーチに軍配があがるけど、混雑時はいいかも。
泳ぎはしなかったけど、グラウンドくらいの遠浅の水辺が続いていて小さな子どもも安心して遊ばせられそうでした。
疲れたら「荒川温泉足湯」でひと休み
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バス停と待合室を兼ねた足湯。無料で誰でも利用できます。
足をつけて座っていると、旧型のバスが向かいに停まって乗降待ち。なんとものんびりとした時間が流れます。
裏は小さな港。網で何かすくっている子どもの姿。のぞいてみると、すぐ足元に小魚の群れ。それが熱帯魚。派手な色の魚が手の届くくらいの距離で泳いでいるんです。それが五島。島内でもよく釣り糸を垂らす姿を見かけました。
保護猫ちゃんがお出迎えの猫カフェ
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地図を眺めていたら、「猫カフェ」の文字を発見。福江島にもあるんだと、ちょっと寄り道。
鬼岳の外周にあります。ちなみに、五島マラソンのコースだったそうで、ドライブするだけでも海と緑がすがすがしい道です。
「保護猫カフェにゃんこはうす」は、野良猫を保護する目的で運営されているそう。猫好きの子どもと30分だけおじゃましました。
まるでハワイ?鐙瀬(あぶんぜ)熔岩海岸
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鬼岳火山から流出した溶岩が、冷え固まってできたゴツゴツした海岸線。いかにも亜熱帯!という様相の植物がわっさわっさと茂っています。
ハワイです。世界中からの観光客でごった返すハワイより、こっちのが私は好き。気持ちが晴ればれします。
ビジターセンターも併設され、鬼岳や海岸はもちろん、福江島や五島の自然について学ぶことができます。地元の小学生の作品やお礼の手紙もあって、和みます。
福江島のシンボル「鬼岳(おにだけ)」
五島のシンボル「鬼岳」。フェリーで福江港に近づくと見えてくる、ぽっこりかわいい芝生のお山です。一面芝生で、階段も整備されているから幼稚園児でもてっぺんまで登れます。
この日はあいにくの霧。それでも、ラピュタの1シーンのようで神秘的でした。その場にいるだけで心地よいんです。晴れた日にお弁当持ってピクニックなんて、最高の休日だろうなぁ。
お刺身たっぷり定食の「稲よし」
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夫は何度か出張やマラソン大会で福江島を訪れています。そこで地元の人におすすめのお店を聞いて教えてもらったのが「稲よし」さんでした。大層気に入ったらしく、今度は家族を連れていきたいとつねづね。
ゲストハウスのオーナーさんもおすすめで、初日の夕飯をいただきました。
お刺身てんこ盛り。貝の炊き込みご飯も茶わん蒸しも、小鉢も糠漬けもしみじみおいしい…。近所にあったら週1で通う。
鬼岳で繰り広げられる天文ショー
夜には鬼岳の天文台へ。
ニュートン式反射望遠鏡で星空が楽しめるとの触れ込みでしたが、あいにくの曇り空。それでも、1階のモニターで映像を見て、その後にスタッフさんの解説で望遠鏡のある2階へ。五島で見られる星空について教えてもらいました。スタッフさんがお話上手。サービス満点でした。
鬼岳の頂上で星を眺めるツアーとは別物です。最後に天文台に来るようです。JTBなどの大手ツアーさんも寄るとか。天文台だけなら、数百円で入館できます。天候が怪しいときは天文台だけが無難かも。
実家感満点で、とにかくくつろげる宿「nico ハウス」
ゲストハウス初体験で不安でしたが、結果正解。おだやかで親切な老夫婦がオーナーで、実家にきたようにくつろげました。
消毒グッズもあちこちにあり、心づかいが感じられました。殺虫剤もあったので、もしもの時も大丈夫(南の島で田舎です。多少虫はいます)。
うれしいのは洗濯機。海水浴してきて、水着やバスタオルも洗えるので翌日も海に行けます。着替えも少なくて済むし、本当にありがたい限り。連泊で威力を発揮します。
おうちも平屋でちょうどいいサイズ感。お掃除も行き届いています。インスタントのお茶やコーヒーもサービス。割りばしや食器類、電子レンジも自由に使え、近くのスーパーで食料を買ってきての食事も可能です。
ピアノもどうぞとのことだったので、翌日、子どもがちょっと弾かせてもらいました。縁側には猫も遊びに来ました。平和。実家にいる錯覚に何度も陥りました。
1日目はここで終わり。ゆっくりお風呂に入って、パンフレットを見ながら明日の計画を家族で相談しました。