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【雪国への転勤】車はどうする?雪対策と雪道運転で知っておきたい鉄則 | どうする?転妻
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【雪国への転勤】車はどうする?雪対策と雪道運転で知っておきたい鉄則

雪国の車 転勤・引越し
この記事は約13分で読めます。
知っておきたい雪国の常識があります。歩き方、車、除雪…当たり前すぎて、地元の人は教えてくれません。

雪が多い土地への転勤。
地方ならば車がないと生活できません。

とは言え、雪道での運転は危険がいっぱい!
そのほかにもある知らなきゃ困る雪国の常識。
地元民には当たり前だけに、あえて注意してくれません。

雪国出身者が、歩行者とドライバーの観点からお知らせします。
ざっとななめ読みでも、眺めていってください。

歩き方は雪道モードで歩きやすさ優先

足元は雪国仕様で

足元は雪国仕様で

靴は雪国仕様のスノトレがベスト

・都会の人が転ぶ
→ 普通の靴・雪国の人が転ばない
→ 雪・氷仕様の靴

冬場に東京に雪が降った日など、通行人が転びまくる様子が全国ニュースで放送されます。そもそも、融雪施設も整っていないし、履物も冬装備ではないのです。転ぶのもやむなし。

雪国の人がすいすい歩けるのは、足元からして違うのです。

雪の降る地域では、冬の足元は歩きやすさ優先。子どもはもちろん大人でも、「スノトレ」と呼ばれる雪道使用の靴を履いています。

会社勤めの人でもこれで通勤しても許されるでしょう。会社に革靴を置いておき、履き替えるのです。

「スノトレ」

雪国の靴屋さんにはごく普通に並んでいます。ぱっと見はスニーカーです。正式には「スノートレーシューズ」という代物で、靴底の凸凹が深く凍結した路面でも滑ることなく歩行できます。

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降りたての雪なら、一般のスニーカーや長靴でもいいんです。なんなく歩けます。

問題は、踏み固められて凍った道。昼になって表面が溶けだした時などは、つるっとすべり盛大にしりもちをつくことになります。

お尻は痛いし、溶けた雪で服はお尻の部分が濡れてみっともないことこの上なし。転んだことがもろばれです。この人、雪に慣れてないなと宣伝してまわっているようなものです。

冬場の雪道を歩ける靴はそう多くないのです。

ブーツは防水のものでも、場所によっては溶けてシャーベット状になっているところを通ればしみてきます。氷点下近くの気温で足が濡れると、痛いですよ。そして悪くするとしもやけに…。

ブーツは溶けた雪の水たまりで濡れる

子どもなどは、長靴の底に出し入れ可能なスパイクが付いたものを使っていたりもします。わが家でも愛用していたのですが、雪国以外では売っていなくて逆に驚きました。

スパイクまでいかなくても、底がつるつるではない長靴は家族分持っておきましょう。悪いことは言いません。目が覚めてカーテンを開けてドカ雪で焦る日がきっときます。

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子どもの長ぐつはすべり止め加工のものを

気合の入った女性は、アイスバーンの上でも颯爽とヒールで闊歩しています。冬の間、地面が見えず氷で閉ざされる地域に住んでいた時も、膝上スカートにヒールパンプスの女性はいました。おすすめはしませんが、気合で雪道を克服している御仁もいます。

基本雪靴は揃えるとして、普通のブーツや革靴は使えないのかというとそうではありません。簡易的ではありますが、ワンタッチで装着できる滑り止めも市販されています。大事な会議の時や、おしゃれしたい時には使い分けましょう。

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そして、見落とされがちですが、手も保護を。

転んだ時に手をついてもケガをしないように手袋も忘れずに。まあ、寒すぎて、手袋無しでは歩けないのですが。

ちなみに、子どもはしょっちゅう手袋を片方落としてくるので、同じものを2、3セット買っておくのもいいですよ。ニット系の左右兼用のものに限りますが。

転倒に備えて手袋も忘れずに

雪道の歩き方はペンギン歩きで

☑ 歩幅を狭く
☑ 足の裏全体を使って
☑ ペンギン歩きで

基本的に、雪道や凍結した道を歩くときは、歩幅を狭く足裏全体を使います。スタスタと足をけり出して歩を進めるのではなく、膝を持ち上げて足裏をペタペタとつけてよちよち進む感じです。出来る限り両手にも荷物は持たず、空けておく。

ペンギンが行進をしているイメージで歩けば大丈夫です。

そして、歩くスピードはゆっくりを心がけて。遅刻しそうだからと走るなんて論外です。周りの人にも迷惑なので止めましょう。

また、極力滑りにくい部分を選んでいくこともコツです。

歩道や横断歩道など、みんなが歩く部分は踏み固められて滑りやすくなっています。早朝よりも気温が上がってきた頃が要注意です。

つるっつるになった部分よりも、まだ人に踏まれていない雪があればそこを選ぶなど工夫して自衛しましょう。

歩く場所にも気をつけよう

子どもは喜ぶ!

子どもは喜ぶ!

当たり前すぎて気づかなかったのですが、雪に慣れていない人の様子を見てちょっと怖かったので念のため書いておきます。

流雪溝(融雪溝)の側で遊ばせない

子どもを融雪溝・流雪溝のそばで遊ばせないように!

雪が多い地域では、除雪した雪のやり場に困ります。

溶ける前にどんどん後から降ってくるので、そのままにしておく訳にもいきません。そのため、雪を始末する施設が必要となります。それが「流雪溝」です。

流雪溝は、自然の流水の運搬作用を利用して雪の塊を流して排雪するための施設です。

既成市街地においては、家屋が密集しているにもかかわらず、道路幅員の狭い所がたくさんあります。このような地域では、屋根雪処理も含めて除雪した雪を処理しなければなりませんが、機械による除排雪には交通規制が伴い困難を極めますし、仮に消雪(しょうせつ)パイプが設置されていたとしても、それだけではとても処理しきれない状態になります。

このようなことから、家屋が密集する市街地内にある道路の除排雪対策として、流雪溝はたいへん有効な施設です。
(引用:新潟県

融雪溝は人工的なものです。
流雪溝が自然の流れを利用するのに対して、温水を流している側溝です。

各家庭が除雪した雪をママさんダンプ(除雪道具)などで運んできて、これらの側溝に投げ入れます。

必要な時以外は閉じておくことになっているのですが、凍り付いて開け閉めが大変だということで開けっ放しにしたり、角材やビニールを挟んであったりすることがあります。

ボーっと歩いていると、知らずにつまづいてしまうかもしれません。また、溝は転落防止で2重になっていて、2つ目の雪きり網は空けないことになっています。何らかの事情で空いていることがあり、幼児などが落ちてしまう不幸な事故が毎年あります。

決して、子どもを融雪溝・流雪溝のそばで遊ばせないように!

落ちないように注意!

落ちないように注意!

(引用:青森市 融雪溝利用の手引き

軒下は雪が落ちる!つららも侮るな!

軒下を歩くときは注意を

あまり雪になじみがない方は、雪のイメージってふわふわ軽い感じですよね。地域によってはふわふわの綿雪がメインのところもあります。

問題は、水分を多く含んだボタ雪。積雪量も多ければ、あっという間に雪山ができます。

雪国の人は雪かきが日常ですが、屋根の上はそう毎日できません。お年寄りなどはなかなか屋根に上がっての作業は難しいということもあります。かくして、屋根の上にこんもりと降り積もった雪は放置されたまま。重みに耐えかねて、突然どさりと落ちてくるのです。

何日もかけて固まった雪は重く、下敷きになればケガをするだけでは済まないかも知れません。車のボンネットがへこむこともあります。

冬場外を歩く際には、頭上の具合にも注意を配ってください。

そして、つらら。
子供などは珍しがって喜びます。ですが、つららも大きさによっては凶器にもなるので同様に気をつけてください。

大雪が降る土地での車の注意点

雪かきしないと車に乗れない

雪かきしないと車に乗れない

4WDだから万全ではない

雪国に転勤となると、皆さん雪に強い車は何かと考えます。私は詳しくないので、専門的なことは他の方に譲ります。

ただ、一つ言えるのは、4WD車だから雪道でも万能ではないこと。

ブレーキの踏み方を間違えたり無理な走行をしたりすれば、簡単にスピンしてしまいます。
必要な装備はしつつも、雪道に応じた運転を心がけてください。

タイヤ交換は雪が降る前に

冬タイヤは必ず装着

ワイパーやウオッシャー液も雪国仕様のアイテムが市販されています。カー用品専門店で、雪が降る前に備えておきましょう。

もちろん、タイヤは冬用を用意します。雪が降るのが分かっているのに冬タイヤを持っていないという言い訳は許されません。なければ走らない。それが雪国の常識です。

スタッドレスタイヤの履き替えも雪が降る前に済ませておくこと。そのうちに、暇なときに…と先延ばしにしていると、いざ雪が降るとお店に大勢が押し寄せることになり数時間待ちになります。自分で交換する人以外は、気をつけておいた方がいいですよ。

駐車の際はワイパーを立てる

ちなみに、雪国では雪が降りそうなときにはワイパーを立てて駐車します。

大抵の車はそうしているので、忘れることもないでしょう。これは、ワイパーがフロントガラスに凍り付いてしまうのを防ぐため。また、最初から立てておけば、フロントガラスの雪を払うのが楽になります。暴風雪の時などは避けた方がいいでしょうが、基本的にワイパーは立てておく方が無難です。

すぐ運転できると思っていませんか?

朝、車を動かす前に雪かきが必要

雪に慣れていない人で、これが一番想定外かもしれません。

特に通勤で車を使う人。朝、いつも通りに起きて車へ向かったら、愕然とするでしょう。まず、車までたどり着けないかもしれないです。

駐車場が屋外にある場合、玄関から車までの道のりで雪をかき分けていかなければなりません。下手をすると、未明に通り抜けていった除雪車が残した大雪に囲まれています。

まずすべきは、雪かき。
道を作って、車が外へ出られるようにする仕事が待っています。集合住宅の駐車場などであれば、一番に車を使う人が道をつけるハメになります。

一家に1セットは雪かき道具を用意しましょう。慣れないうちは力の加減を誤って壊しがちです。プラスチック製のものならば、予備も用意しておくと安心です。

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道を作るだけでは終わりません。今度は、自分の車にこんもりと積もった雪をのけるのです。

フロントガラスが凍り付いていたりすると、厄介なんですよね。車の除雪をする際には、屋根に山と積もった雪も面倒がらずに降ろすこと。

屋根に雪が残っていても運転できるからいいだろうと、そのまま運転している人をときおり見かけます。信号などでブレーキをかけたとたん、慣性の法則でフロントガラスに大量の雪が落ちてくるのです。前が見えなくなり、慌てて車外へ出て雪をどかすしかありません。走行中にフロントガラスが覆われたら…、怖いですね。

車の屋根は手が届かないので、専用の道具を常備します。

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エンジンもなかなかかからなかったりするので、雪の降る季節は早起き必須です。

ようやく出社しても、最初の仕事は会社の駐車場の雪かきなんてこともザラです。雪国で運動不足になりがちなので、いい運動と割り切りましょう。

早起きは嫌だという人は、おとなしくマンションに住んだ方がストレスはないです。雪かきって、一日に1回やればいいってものでもないですし。

雪国の運転、ここに注意!

吹雪くと見えない

吹雪くと見えない

命に係わることなので、心配な方は雪道運転講習などを受けるのもいいかもしれません。雪国ならではの怖い点をお知らせします。

路面の凍結に注意!

雪が降った後の早朝は、踏み固められていて表面がつるつると光沢が出てとても滑りやすくなっています。

一方、ただの濡れたアスファルトに見える路面も、実際には氷で覆われていて滑ります。冷え込む夜間や、朝方、日陰になっている路面は疑ってかかってください。罠はそこら中にあります。

場所として凍結しやすい場所はだいたい決まっています。

■信号の交差点
交通量の多い交差点では、車が発進や停止を繰り返すことで、圧雪や凍結路面が摩擦熱で溶けます。タイヤとの間に水の膜ができるので、滑りやすくなります。
■橋げた
橋の上では、下からも熱が奪われるので路面の温度が下がりやすくなっています。歩道も同じで、橋にさしかかったとたん、つるっつるなことがよくありますよね。
■トンネルの出入り口
自動車学校で習ったようなことですが、トンネルの出入り口は日陰になることが多く凍結しやすいです。明るさが変わることで、周りが見えにくくなるということも考慮しましょう。

道路標識や信号が見にくい

吹雪いている日は、道路標識なんて見えやしません。

地元の人はいいんです。見なくても道を把握しているから。困るのは転勤で引越してきた人です。
頼りの道路標識が見えないと、困ってしまいます。

カーナビがあるから何とかなりますが、あまり細い道に入り込んでしまうと、除雪されていないところへ迷い込んで身動き取れなくなることも。

雪国の信号は、上に雪が積もらないように縦型のものも採用されています。逆を言えば、赴任地が縦型の信号だったら覚悟を決めましょう。

ホワイトアウトは怖い

先に書いたように、吹雪ともなれば前も後ろも見えません。

スピードを押さえて、フォグライトやテールライトを点灯するようにしましょう。真っ白の世界の中で、反対車線や後続の車に、自車の位置を分かってもらうためです。

スタックに備える!慌てず落ち着いて脱出を

雪道の運転に慣れている人でも、雪や道路の状況しだいで車が動かなくなることあります。

雪にはまって、いくらアクセルを踏んでもタイヤが空回りするだけで立ち往生してしまうことを「スタック」と呼びます。

大雪が降った日など、外を歩いているとそこかしこでスタックし、タイヤをキュルキュルいわせてる様を目にします。後続の車がいる時など、焦るんですよね。

一般的な対処法としては、

ゆっくり小刻みに前進・後退を繰り返し雪を踏み固めながら発進。
タイヤの下に布や脱出用のヘルパーを敷く
車を押してもらう
砂をタイヤの外周に振りかける
(滑りやすいところには砂の入った箱が設置されています)
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自力で脱出できない場合は、JAFやロードサービスに助けを求めましょう。

歩行者天国かのごとく歩行者が好きなところを通る

歩道があっても、除雪がなされていないと通りやすい車道に通行人が逃げてきます。除雪車が押しのけた雪で歩道がふさがれている場合もしかりです。

さらに悪いことに、つるつるの車道を歩く人は、足元ばかりを気にして車の方に気が行きません。

まれですが、雪のある車道を走る自転車もいます。いつ転ぶかひやひやものですが、ドライバー側が注意するしかありません。

運転が不安なら手放すという選択肢も

雪道の運転

雪道の運転

転勤族が集まると、車のことも話題によくあがります。

都会に行けば、運転はしにくいし渋滞がひどい。何より、駐車場をはじめ維持費が高すぎます。いったん売ってしまい身軽になって都会での生活をおくる人は一定数います。

同じように、雪国に引越すとなると雪道やアイスバーンでの運転に不安がつきまといます。さらには寒さゆえに燃費も下がり、冬タイヤや雪対策グッズを揃えるとなると、いくらかかるのか…。

屋外の駐車場を借りれば、外出前はもちろん、帰ってきて車を置く場所をつくるための雪かきも必要となります。

通勤や子どもの送り迎えでどうしても必要なのか、一度家族で話し合ってみることをおすすめします。

習うより慣れろ!

雪国も慣れれば楽しい

雪国も慣れれば楽しい

なんだか、ずいぶん脅かしてしまいました。

真冬に引越すのでもなければ、いきなり大雪が降るわけでもありません。事前に地元の人に話を聞いて、事前に準備すれば何とかなります。

また別の記事で書きますが、雪国ならではの楽しみのもあります。なにより、雪の降る夜の明るさ、静けさ、心が洗われます。

数年限定なのだから、雪を満喫してくださいね。

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