そんなお悩みにお答えします。
転勤や引越しが決まっても、土地勘がないと住まいや学校を決めるのも一苦労ですよね。特に、岩手県は広いです。私は小5~高1までの6年間を岩手の沿岸で過ごしています。その後、独身時代と結婚後の転勤で通算7年ほど盛岡市に住んでいました。
結論から言うと、「盛岡駅西南エリア」で決まりです! 日常生活も便利で、通勤通学にも支障がありません。全国で進んでいるように、盛岡でも中心部に人が集まりコンパクトシティ化が進んでいるように感じます。
地元民の視点と、転勤族の視点から、本音で各エリアのメリットとデメリットをお知らせします。思い入れもあり、地元民気分なので辛口かもしれません。愛ゆえです。
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盛岡って何県の県庁所在地か知っていますか?
東北の人間なら知らない人はいません。ですが、中央や西日本の方からすれば、東北なんてどこがどこやらごちゃまぜなんてこともありますよね。盛岡市は、岩手県の県庁所在地です。
東北で知名度が一番なのは仙台市です。だれも異論がないでしょう。2番手となると、はっきりとどこと言えないのが東北です。今私は九州に住んでいるのですが、九州で言うところの福岡が仙台です。あとの5県は正直、どこどんぐりの背比べというところでしょうか。
ただ、転勤族に人気が高いのは東北内で仙台に次いで、盛岡が2位です。あくまで、私の周りの転勤族が言っている話です。
古い町並みが自然と溶け込んだ風景。生活のなかに溶けこみ、手仕事の温かみがつたわる民芸品。宮沢賢治が愛したのも頷ける、情緒ある町の生活。
のんびりとしてやさしい地元民。たぶん、本人はなまっていないと思い話している盛岡弁。雪と氷に包まれる冬のきっぱりとした美しさ。小さな町なのに、通もうなるような食の名店が点在していたり、趣ある商店街での朝市がヨーロッパのマーケットのような雰囲気だったり…。
何とも言えない魅力があるんです。お洒落なライフスタイルを保ちながら田舎暮らししたい向きには、ぴったりの土地です。逆をいえば、都会の刺激にあふれた生活をしたいならば、辛抱の数年間かもしれません。流行の洋服を買い、コンサートやスポーツ観戦に出かけるのが趣味ならば辛いです。
仙台までは新幹線やバスですぐですが、東京となるとお金も時間もかかります。
盛岡生活を楽しむコツは、日常を楽しむこと。四季を愛で、丁寧に暮らすことを心がければ毎日がいとおしくなるはずです。
盛岡市ってこんな街
田舎?買い物に困らない?
岩手県の県庁所在地の盛岡市。人口は約30万人ですが、県内では最も栄えている市です。
本州で一番面積が広いだけあって、盛岡市から沿岸の町にでるのも一苦労です。NHKの朝ドラで有名になった久慈までも、車で2時間とかです。県の端から端までの距離が長いので、高速道路を使っていてもなかなか岩手県を抜けられません。新幹線の駅があるので、仙台や東京へのアクセスはそれほど不便ではありません。空港は盛岡から車で40分ほどの花巻空港があります。便数こそ少ないですが、繁忙期には海外への直行便も企画されています。
ビックリされがちなのが、中心部の「大通り」です。県庁所在地のアーケードメイン通りなのですが、一車線。並ぶお店もドラッグストアやファストフード店、飲み屋ばかりが目立ちます。新しいショッピングモールもできてはいますが、盛岡で便利さを求めてはいけません。スローライフを楽しむくらいがちょうどいいです。
盛岡駅付近には本宮イオンや家電量販店も集まっています。こだわりがなければ、とりわけ困ることはありません。私たちが住んでいたころも、週末の買い物となるとイオンに出かけていました。
盛岡の交通事情
都心から引っ越してくる人であれば、車をもっていないこともあるでしょう。ですが、市内に地下鉄や路面電車は走っていません。路線バスは運行していますが、冬場は遅れも目立ちあまり使い勝手が良いとは言えません。地元の人は下手をすると1人1台レベルで車をもっています。やはり車はないと生活が大幅に制限されます。
土地があるだけに、駐車場はどこへ行っても広く取られているので駐車はしやすいです。ただ、週末には買い物に繰り出す人が中注するため、イオン渋滞ができます。市内でも、城下町の造りが残っているために道幅が狭く混雑しやすいところもあります。町の中心部が川に挟まれているので橋も多く、冬場はスリップしやすいので気を付けてください。
要注意なのが冬場です。盛岡の冬は厳しく、路面が凍てつきアイスバーン状態が数カ月続きます。
雪国育ちでなければ、運転にはご注意を。朝には窓ガラスやワイパーが凍り付き、車を動かすまでにも時間がかかります。朝は必然的に早起きしなくてはなりません。車を出すために雪かきから始めなければならない場合は、なおさらです。
冬タイヤを購入し毎年交換する手間とお金がかかります。タイヤの保管場所も確保しなくてはなりません。タイヤ交換をお店に頼むと雪が降ってからでは混雑し出勤に間に合わなくなることも出てきます。冬支度は早めに手をつけましょう。
重要 車を持っている人は要注意!雪国の掟
田舎あるあるですが、歩行者は少ないです。代わりに、自転車は人口の割に多く見かけます。
岩手大学などいくつか学校があるので、学生数が多いからでしょう。恐ろしいことに、昔は冬場のアイスバーン状態でも自転車が幅を利かせていました。
盛岡の気候
天気予報で冬場の盛岡の最低気温を見てください。けっこうな確率で、全国最低です。青森県の方が北なのにどうして、と思います。青森にも住んだことがありますが、青森は積雪量が多いんですよね。盛岡はそこまでは降りません。
ですが、尋常じゃないくらいに冷え込みます。年に数日ですが、水道管が凍結してしまうこともあります。「水抜き」のやり方を覚えて、警報が出る日には対処しましょう!!
重要 盛岡の冬を乗り切るために読んでおこう!
御多分に漏れず盛岡にもホームレスの人はいます。ですが、他県と違うのは冬場になると施設に入ってしまします。外にいたら凍死するレベルなんです。それだけ寒さが厳しいということ。
暖房器具もエアコンだけでは無理です。もっていなければ新しく購入する必要があります。寒冷地では、灯油の宅配が一般的です。スーパーや生協でも請け負っているので、雪の中買いに行く手間は省けますよ。
寒い反面、ウィンタースポーツが好きなら天国です。安比などはスキーヤーの評価も高く、雪国育ちの夫もいたく気に入っているスキー場です。手軽に子どもを遊ばせるなら、屋内スケート場でスケートもいいでしょう。岩洞湖などでは、冬の風物詩として氷上のワカサギ釣りが例年行われています。
小岩井農場の雪まつりも、雪像がならびかまくらの中でジンギスカンを食べることができ、と子どもを連れて行くのにぴったりです。
冬が厳しい分、夏は過ごしやすいかというと残念ながら快適とは言えません。盆地なので夏も熱気がこもり蒸し暑いです。住んだ最初の年は、夏バテでぐったりしていたほどです。ただ、春と秋は過ごしやすく行楽日和が続きます。年間を通じて寒暖差が激しいので、四季の変化がはっきりと感じられます。
盛岡に住むならぜひ!
<温泉>
盛岡から車で日帰りできる温泉がいくつもあります。
市内からアクセスの良いつなぎ温泉などは、車で30分ほど。カヌーも貸し出ししている御所湖のほとりにある温泉街です。岩手山のふもとの網張温泉は車で40分ほど。鴬宿温泉も同じくらいです。森の風鴬宿は、日帰り食事つき部屋休憩ありで驚くほど安く利用できました。
雫石温泉あねっこも、道の駅併設でキャンプ場や産直もあり一日楽しめます。食事もお米ソフトクリームも絶品。それだけ目当てでも行く価値があります。
寒い冬場こそ、温泉のありがたみも倍増します。週末ごとに、新しい温泉を開拓していれば転勤生活なんてあっという間です。
<麺類>
麺好きならば、盛岡は天国です。盛岡三大麺と呼ばれている「わんこそば」「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」は、どれか1つは気に入ると思います。
わんこそばはあくまでイベント枠ですが、一度は体験しても話のタネになります。冷麺は市内に名店がいくつもあり、地元の人は焼肉屋さんに冷麺だけ食べに行くことも珍しくありません。地元の焼肉店では定期的に「冷麺祭り」を開催し、ワンコインでいただけることも。寒くなってくると、冷麺の麺はそのままに熱いスープに具も変わる「温麺」も登場します。
じゃじゃ麺は、癖があるので人によって好き嫌いが分かれます。老舗の人気店は、店構えも女性には入りづらい雰囲気があるのですが、おしゃれな店も続々と出てきています。ただし、食べ方はお世辞にもおしゃれとは言えないかも。うどんのような太麺に、にんにくや肉みそをたっぷり乗せてぐちゃぐちゃにかき混ぜるのですから。器に残ったみそに、溶き卵と熱々のスープを追加して飲み干すまでが、じゃじゃ麺の作法です。
ほかにも思い出の食べ物は数々ありますが、やはり冷麺・じゃじゃ麺が一番恋しくなります。
盛岡のエリアごとの特徴
地元の人が住むならば、土地が安く広い住まいを確保できる郊外でもいいでしょう。ですが、数年間限定となれば話は別です。職場に遠すぎず、学校に通いやすく、生活に便利に越したことはありません。雪になれていない人ならば、なおのこと便利な地域に住むことをおすすめします。
盛岡市を大きく分けると2つのエリアに分かれます。
・盛岡駅西南エリア
昔から栄えているのは盛岡市中心部です。ですが、近年開発が進み発展著しいのは盛岡駅西南エリアです。転勤族に人気のマンションはこのエリアに集中しています。家賃は高めですが、便利さや転勤族の多さを優先するなら盛岡駅西南エリアが間違いありません。
選択肢の多い「盛岡市中心部」エリア
だいぶん広いエリアですので、各地の特徴は異なります。
・盛岡駅周辺
どこの土地でもそうですが、駅周辺は便利です。駅ビルのフェザンにはファッションや雑貨のショップもそこそこ入っています。駅が近いというのは、盆暮れの帰省や旅行で威力を発揮します。そして、駅周辺のマンションならば冬場の雪かきの心配もありません。
・市の中心部
盛岡駅から開運橋を抜けて、まっすぐ進んでいくと中心部に抜けます。
商業施設のクロステラスがあり便利です。アーケードの大通り、官庁街の中央通り、映画館が建ち並んでいた映画館通り、老舗デパートのある菜園通りが盛岡の中心部です。全国でも有名な書店の東山堂もありますよ。
・中ノ橋通り(バスセンター方面)
大通りを過ぎると中ノ橋に出ます。
こちら側は昔ながらの商店街や、昭和の雰囲気漂うバスセンターがあります。小さくて個性的な飲み屋さんがあり、地元の人はお気に入りの一軒があったりします。
おもしろい演劇もこのあたりでよくやっていますよ。
・上田地区
駅からは少し離れます。岩手大学を中心としたエリアで、学生向きの飲食店やお店が多いです。
アパートなども多いですが、個人的には学生向きの物件が多いと思います。騒音などのトラブルをできるだけ避けたければ、おすすめしないエリアです。
・青山・緑ヶ丘地区
青山・緑ヶ丘は上田からさらに奥に進んだエリアです。
静かな住宅地です。白鳥が飛来し、桜の名所でもある高松の池も近く、自然も多いです。ただ、買い物環境がいま一つ。生協やスーパー、アネックスカワトクというデパートはありますが、さびれています。
ちょっとした買い物やイベント、子どもの習い事や塾となると駅の方に出る必要があります。子どもの年齢によっては、週に何度も駅の方へ車を出す必要に迫られます。アイスバーンの真冬には厳しいかもしれません。
・松園地区
緑ヶ丘よりも奥まったところが松園です。ひと昔前は閑静な住宅地という印象でしたが、高齢化が進み寂しい雰囲気です。スーパーと公園くらいしか思いつきません。ここを選ぶくらいであれば、ここ数年発展著しい滝沢市に住みたいです。
転勤族に住みやすい「盛岡駅西南エリア」
大きく2つに分けられます。
・盛岡駅西側地区
駅からすぐの「マリオス」「アイーナ」が近く、何かにつけて便利です。アイーナでは、県立図書館や子育てサポートセンター、国際交流センターが入っていて始終何かしらのイベントを行っています。
明るく開放的で、通路も広く幼児を連れてお出かけしやすくなっています。わが家も子どもが小さいころによく遊ばせに行っていたものです。マリオスには郵便局や市役所の窓口、ドラッグストアや病院が入っています。眺望の開けたレストランもあり、手ごろで子ども連れでも利用しやすかったです。
・盛岡南地区
昔は田園地域だったものが、大型商業施設や住宅地が建ち並ぶようになりました。
平成 18 年にイオンモール盛岡南ができてからは、平成 21 年にヤマダ電機、ツタヤ、自動車ディーラーなどが出店しています。ホーマック、トライアル、アクロスプラザ盛南なども続々と登場し、すっかり人の流れが変わっています。
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結論 転勤族が選んで住むなら
社宅などがなく、自分で住まいを決めるならば「盛岡駅西南エリア」で決まり!日常生活も便利で、通勤通学にも支障がありません。
従来からの中心部はだんだんと廃れ、不便になりつつあります。昔から住んでいて思い入れがあるのなら別です。ただ、数年間限定で家族そろって住むのならば、便利で転勤族の集まるエリアがベストです。
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※画像は岩手県の公式サイトに登録し、使用しています。