荷物が全部新居に運び入れられて、引っ越し業者さんが立ち去ってようやく一段落。
これから始まる新生活に期待と不安が膨らむ瞬間です。気合を入れなおして荷解きに取り掛かりましょう。
実際に作業に手をつけると、やはり何かしらトラブルは出てくるものです。
ありがちな困ったことを順に挙げていきます。
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すぐに使いたいのに!荷物が迷子
開梱作業に取り掛かろうとしても、カッターやハサミ、軍手、ゴミ袋などがないと効率が落ちます。
家具の組み立てに使う工具、足元の冷えを防ぐスリッパなどもすぐ出てこないと作業がはかどりません。
子どもが小さければ、暇をもてあまさないようにおもちゃや絵本なども必要です(空いた段ボールを簡単に加工して基地っぽくしてあげると、ウチの子は喜んで小一時間遊んでいました)。
荷解きの作業で使いそうなものをまとめた「最初箱」を用意しておけば、すんなりと仕事がはかどります。
最初箱については下記からどうぞ。
もちろん、「最初箱」はトラックに最後に入れてもらいましょう。すると出すときも最初に出てきます。そのほか、「掃除セット」や「お風呂セット」、「最初の3日間分の生活用品」を別箱にして着替えや紙皿、割りばし、紙コップなどを詰めておくと非常に楽です。
段ボールを増やすのが嫌なのであれば、非常用袋をそのまま活用するのも手です。この場合は引っ越し前に、一度点検しておかないと使えないものがあるはずですので見直しを。
参考 近くに頼れる人がいない転勤族こそ備えを!
家具の部品や家電のリモコンなども迷子になりやすいものです。できるだけ、本体とセットで梱包しましょう。
我が家では携行するのですが、転入や転校で必要となる書類のたぐいも梱包するのならば目立つように箱書きしましょう。トラックへの積み込みも最後の方にしてもらうこと。そうでないと、重い段ボールの山の下になってしまい取り出すのに何個も段ボールを移動させる羽目になります。
疲れていても、現状チェック!
できれば、荷物を入れる前に室内の様子を一通り確認しておきたいものです。
キズやへこみや汚れなど、自分が入居する前のものは写真に残しておきましょう。荷物を入れてからだと見付けにくくなりますし、自分たちが付けた傷だと言われかねません。面倒ではありますが、余計なトラブルを避けるためにも欠かせない作業です。
また、引越し業者の不手際による家財や建物への傷がないかも確認しておきましょう。しかるべき引越し業者であれば、家財はもちろん、エレベーターなどの搬入経路には布を巻き養生を施すなどします。それでも、狭い玄関や階段を通る時などはぶつけられます。
経験則なのですが、引越し業者さん側から自己申告があることはまずないです。ですから、搬入搬出の際は依頼主がある程度見ていないと後で不利になることがあるかもしれません。多少は仕方ないのですが、できれば引越しから日があかないうちに家財や建物に破損がないか確認すべきです。破損があれば、画像とともに詳細を残しておきます。引っ越し業者の担当窓口に連絡し、今後の相談をします。
昨年の我が家の場合でも家財の破損がありました。修理のできるものは修理で、無理なものは同等の家財の市場価格から割り出した金額が保証として振り込まれ解決をみました。多少の金額が戻ってきても、手間がかかるのであまりやる意味はないかもしれません。
それでも、なかったことにされるのは精神衛生上悪いので、きっちりスジは通してもらいます。今後の作業の質の改善にもつながることでもありますしね。
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インターネット環境は用意していますか?
親の時代は引っ越し先の手続きをするために、まず先方の電話番号を調べる必要がありました。
どうするかというと、もよりのNTTの営業所に出向き置いてある全国の電話帳を調べまくるのです。
若い人は知らないでしょうね…。
隔世の感がありますが、今の時代はネット回線さえつながっていれば電気やガスの手続きまで家に居ながらにして済ませられます。
非常に楽になったのですが、それだけに引越し直後からネットが使えないとなると不便そのもの。昨年の引っ越しでは半月ほどその不自由を味わいました。私は最近までスマートフォンを使っていなかったので、フリーWi-Fiが飛んでいるところへタブレットを持っていきメールの確認や学校関連情報を調べました。これが面倒くさい。
いつもはきちんと段取りしているのですが、今回はギリギリになって住まいの変更などがあったのでやらかしてしまいました。引っ越しの多い春は、インターネットの開通工事も混みあいます。作業や工事の予約をとろうにも、数週間待ちということはざらでしょう。インターネット環境が最初から整っているマンションやアパートならば開通作業だけなのでそれほど時間はかかりません。ですが、建物自体に高速のネット回線が引かれていない場合は工事が必要となります。古い社宅などでは期待できないですね。
何にしても、私のようにならないように、新居が決まったらすぐに動き始めてください。
暗くなる前に明かりとカーテンを!
その日のうちにできる限り荷解きを進めようと頑張っていると、あたりは薄暗くなってきます。
そこで、はたと照明を取り付けていないことに気が付きます。
社宅ですと照明器具が付いていることが多いのですが、マンションですと自分で設置しなければなりません。早めに付けておかないと、暗い中では照明器具の入った段ボールを探すことも困難です。
むろん、脚立に登って取り付ける作業も危険になってきます。
合わせて、カーテンも日が暮れる前に取り付けてしまいましょう。部屋の中が明るいと、暗い外からはライトアップされているように丸見えになります。高層階ならまだしも、防犯上気を付けてください。前部の部屋にやらなきゃと思うと疲れてしまうので、とりあえず初日はリビングと寝室だけでもOK。
引っ越してから最初の週末まで何とか暮らせればいいんです!
冷蔵庫と洗濯機は設置後も注意を!
家族での引っ越しであれば冷蔵庫や洗濯機といった大物家電は引っ越し業者に依頼するでしょう。
基本はおまかせした方が安心です。
特に洗濯機の場合は、排水口や蛇口の高さ、排水パンのサイズなどが元の場所とちがう場合に調整が必要となります。
補強板や据え付け用の脚、水栓調節パーツなどはホームセンターでも市販されています。日曜大工が趣味という人ならばまだしも、全くの素人が設置して水漏れなどすれば目も当てられません。水回りは慎重に行いましょう。
冷蔵庫は設置後、時間をおいてから電源を入れるようにというのは通説ですね。メーカーによってはPanasonicのように、運送の際にななめにしないで運んだのであればすぐに電源を入れても構わないという見解のところもあります。
そもそもどうしてすぐに電源を入れてはいけないのでしょうか。なんでも内部のコンプレッサーの潤滑油が落ち着くまで、時間が必要とか。諸説ありますが、輸送時にどのような状態だったかまで把握しきれません。
引っ越し業者さんに聞いたところ、「1時間くらいは待ってね」と言われたので自分はそうしています。そもそも、運んでからすぐに冷蔵庫を使うことはないので何も問題はありませんよね。
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